2015年10月03日

もう一度「かもめのジョナサン」



ジョナサンは、ちょっと変わったかもめだった。何よりも飛行することが好きだった。
速く飛べるにはどうしたら良いか・・毎日そればかりを考えて飛行テストをくり返している。そんなジョナサンは変なヤツ、と群れから追放されてしまうが・・

ジョナサンと同じに、飛び方や翼の形を改良していけば、より早く飛べるようになるのか・・作者のリチャード・バックは恐らくそんなことをいつも考えていたに違いない。

特別な才能を有していなくても「飛ぶこと」はできるジョナサン。
しかしもっと自分らしく自由に飛ぶにはどうしたらよいのか・・「本当の自分を理解し、そのための訓練をすること」だという。
「一羽の鳥にむかって、自己は自由で、練習にほんのわずかの時間を費やしさえすれば自分の力でそれを実施できるんだということを納得させることが、この世で一番むずかしいなんて」というジョナサンの言葉がこの話の中でも最も象徴的である。

ほんの少し努力をすれば、今までとは違った風景が見えてくる。しかしそれは段階的であり急激に変化するものではないし、風景が違っても気がつかないのかもしれない。
しかし重要なのはそれではなく、少しずつ努力を重ねることこそ、様々な事に気付いてゆくポイントなのだということ。

何度も読み返した「カモメのジョナサン」
ラッセル・マンソン氏による挿入写真、五木寛之氏の訳による良著である。






posted by hide at 11:24 | Comment(2) | ■ 本・読書 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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